糖尿病の既往歴の患者さまのインプラント手術

本日は糖尿病の既往歴のある患者様にインプラント埋入手術を行いました。

糖尿病の既往のある方に関しましては、主治医の先生に対診をとり安全なオペができるかどうか伺います。それから患者様へ説明をしっかり行いオペの日程を決めます。
(事前に糖尿病連携手帳や検査の結果をご持参いただきます。)

糖尿病の既往がある方の外科的処置の場合、感染症に十分注意をすること,傷口の治癒に通常より時間がかかること,低血糖に注意が必要です。

今回、抜糸後経過が浅く骨が十分に骨が回復していなかったため骨造成を同時に行うことになりました。
今後の治療予定の歯牙とのバランスも考慮し、術前にCT/パノラマX線写真/X線写真を撮影して埋入位置を検討していきます。

切開•剥離をした後、不良肉芽(腐った組織)をレーザーを用いて除去していきます。
その後、予め検討した位置にX線写真を撮影し確認しながらインプラント体を埋入していきました。
最後に術前の採血から得た血清と骨補填剤を混ぜ合わせたものを全体に入れ、メンブレンで覆い縫合します。

術後は、細菌感染を防ぐために定期的にクリーニングにいらしていただき注意深く経過観察をしていきます。

GBRのオペからインプラント挿入手術

本日は12月にGBRのオペを行った患者様のインプラント埋入オペを行いました。

GBRにて骨造成を行ったため、埋入予定の位置にはしっかりと骨ができあがっていました。
今回は左下6,7番相当部で、7番相当部が下歯槽管に近いため埋入深度に注意が必要です。
また口を大きく開ける必要があるため、患者様の顎が疲れないように配慮します。

レントゲン写真を撮り、慎重に位置や角度を決めながら2本の埋入が完了しました。
その後、術前の採血から得た血清成分と骨補填を混ぜたものを入れCGFメンブレンで覆い縫合しました。

術後、消毒•抜糸が完了した後はインプラント体の定着を待つ間に他の部位の治療とメンテナンスにて口腔内の環境を整えていきます。