重度歯周炎からのインプラント挿入

今回は重度歯周炎により抜歯になった患者様にインプラント埋入手術を行いました。

患者様は歯科を受診する習慣がなく、炎症により痛みが激しくなり来院されました。
初診時より現在の状態や歯周病に関して説明とクリーニングを続け歯周病が安定期に入ったため、今後の治療の方針を話し合いインプラントを選択されました。

術前に採血を行い術中に使用する血清成分と血漿成分を取り出しておきます。
切開・剥離を行ったあと、不良肉芽(腐った組織)を除去していきます。
その後ドリリングを行いインプラント体を埋入していきますが、今回は長年歯周病に罹患していた影響で骨の質も芳しくなく下歯槽管(下顎骨の中を通る神経と血管の管)に非常に近いためレントゲン撮影と患者様にお痛みや痺れがないか確認しながら慎重に埋入を進めていきました。

埋入後は採血より得た血清成分と骨補填剤を混ぜ合わせたものを、骨欠損が大きい部位に入れ血漿成分で造ったメンブレンで覆い縫合して終了です。

患者様は翌日の消毒を終え大きな症状もなく、インプラント体の安定を待ちながら引き続きメンテナンスを行っていきます。

改築工事のお知らせ

トミヤマ歯科は、内装工事のため一時的に診療を休診となり、「はたのだい東口歯科クリニック」にて診療を行います。

皆さまにはご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

休診期間:2025年8月1日から8月31日(約1ヵ月間)

※期間中の連絡先:080-5646-8205まで

新しくリフォームした診療所でスタッフ一同、お待ちしております。

永久歯がない部分の乳歯が抜けた方のインプラント挿入

本日は永久歯がない部分の乳歯が抜けてしまった方にインプラント埋入手術を行いました。

元々永久歯が足りない場合や、乳歯が抜けたあとに萌えるはずの永久歯が先天的にない方がいらっしゃいます。
今回の患者様は乳歯の下に永久歯が元々なく、乳歯がある状態で生活されていらっしゃいましたが乳歯が抜けてしまったので、その部分を補う方法としてインプラントを選択されました。

術前にCTやレントゲン写真、歯周基本検査を行い安全にインプラントを行えることを確認しオペの日程を決めます。

当日、術前に看護師さんに採血をしてもらい術中に使用する血清成分と血漿成分を取り出します。
切開・剥離後、レーザーと鋭匙を用い不良肉芽(腐った組織)を除去していきます。
ドリリングをした後レントゲン撮影を行いながら位置を確認し、インプラント体を埋入していきます。

術前採血から得た患者さんの血清成分と骨補填剤を混ぜあわせたものを、骨が足りない部分に入れ、血漿成分から作られたメンブレンで覆い縫合して終了です。

術後はインプラント体の定着を待つ間に、定期的なメンテナンスを行っていきます。

義歯の違和感等を主訴とされる患者様のインプラント挿入

義歯の違和感等を主訴とされる患者様にインプラント埋入を行いました。

破折が原因で抜歯後、義歯を選択されましたが違和感や噛みづらさ等を感じインプラントに移行することとなりました。

術前に看護師による採血を行い、患者様の血液からオペ中に使う血清成分と血漿成分を遠心分離機にかけ取り出しておきます。

切開・剥離後、鋭匙とレーザーを用いて不良肉芽(汚染された組織)を除去し綺麗になったところでインプラント体を埋入します。
レントゲンで位置や深度を確認し、骨欠損がある部分に血清成分と骨補填剤を混ぜ合わせたものを入れて血漿成分で作られたメンブレンで覆い縫合し終了です。

重度歯周病→インプラント挿入術

今回は左下2番相当部(#32)のインプラント埋入及び骨造成を行いました。

以前より重度歯周病により暫間的に固定していたのですが、破折により痛みが出たため抜去しインプラント埋入術を行うことになりました。
歯周病は歯を支える骨が破壊される病気ですので、長年骨が歯周病に侵され今回もレントゲン上では骨が殆どなく切開・剥離した際も、全体が不良肉芽(腐った組織)でかなり覆われている状態でした。
重度歯周炎が原因でインプラントになるケースには何件も立ち会いましたが、今回は改めて歯周病の病状の悪さと恐ろしさを体感しました。

レーザーと鋭匙等を用い、可能な限り不良肉芽を除去し慎重にドリリングした後インプラント体を埋入していきました。
骨が殆どないなか、初期固定が得られ無事埋入することができました。
骨補填剤と術前採血から得た成分を混ぜ合わせ周りにしっかり入れたあと、メンブレンで覆い縫合して終了です。

人口における成人の8割は歯周病に罹患しているといわれており、自覚症状がなく気付かぬうちに悪化しているケースが多く見られます。
定期的なメンテナンスは勿論、歯周病の知識と理解が歯周病治療には重要です。

大掃除終わりました

今日は今年最後の診療日。

最後の患者さまをお送りしたあと、皆で大掃除をしました。

本年も患者さまとご家族をはじめ、多くの関係者の皆さまよりご愛顧とご信頼に支えていただいた1年でした。

来年も皆さまのお役に立てますよう、スタッフ一同誠心誠意努力する所存でございます。

来年も皆さまにとって幸多き年でありますように

GBR法で骨の造成

本日はGBR法を行いました。

抜歯を行ってから期間を空け回復を待ちましたが、インプラントを埋入できる骨の状態ではなかったためGBR法を行い骨の造成を行います。

切開して剥離したのち、ヤグレーザーにて不良肉芽(汚染された組織)を丁寧に除去していきます。
そのあとリグロス(歯周組織再生薬)と術前の採血から採取した血漿の組織と骨補填剤を混ぜたものを術部に入れ、メンブレンで覆って終了です。

術後2-3日は腫れが予想されるので、消毒と同時に経過を追っていきます。

矯正治療中の患者様のインプラント埋入手術

本日は矯正治療中の患者様のインプラント埋入手術を行いました。
患者さんは上顎の2番(側切歯)が左右共に生まれつき欠損がある方です。
矯正にて綺麗に配列したスペースに2本補うようにインプラントを埋入していきます。

矯正の先生と共に、埋入するためのスペースを確保していただいてからCTやレントゲン写真を見て骨の位置や幅、スペースを何度も確認してオペに移行します。
特に前歯など審美的な部分は、インプラント体と骨補填剤の選択も慎重に検討していきます。

術中も埋入位置や深度をレントゲン写真を撮影し、確認しながら慎重に行います。
インプラントは矯正で動かすことはできないので、全体のバランスも見ながらのオペになります。

最後にいつもどおり、術前の採血から得た血漿成分と骨補填剤を混ぜ術部に入れたあとメンブレンで覆い終了です。

本来であれば即日に仮の歯を作成し前歯がない状態が短くなるよう審美的な回復を行っていく予定でしたが、患者さんの歯肉の状態を考慮し炎症が落ち着いてから行うことになりました。
患者様の状態を考慮し、臨機応変に対応していきます。

GBRを行った患者様のインプラント埋入手術

本日は前回GBRを行った患者様のインプラント埋入手術を行いました。

前回から骨造成の期間を3ヶ月待ちましたが
元々感染していた病巣が大きかったため、できあがった骨は脆く、また隣の歯牙が傾斜している関係で埋入位置の設定が難しい症例でした。

また、埋入と同時に再度GBRを行いました。
術前の採血から得たPRF(多血小板フィブリン)に骨補填剤を混ぜ埋入部に入れます。
メンブレンで覆い縫合して終了です。
今後は定着を待ちながら、クリーニングを行い状態の安定を図ります。

患者さんは術後のレントゲン写真を見て、とても興味深そうにお写真を撮って帰られました!