わが町の守護神「旗の台伏見稲荷神社」は、大正十五年(一九二六年)この地が武蔵野の面影をとどめる雑木林の丘陵地帯であった頃、建立され、八十有余年鎮座されています。
品川百景の一つにも数えられております。
文献によると特筆すべき事項は、過ぐる太平洋戦争に於いて、この稲荷神社に出征祈願を込め、勇躍戦場に赴いた地域の兵士百二十名が全員生還の霊験は、今も遺された文献に語り継がれて居ります。
なお、また当地は鉄道沿線と言う悪条件の中、熾烈なる米空軍の爆撃にもかかわらず、私達の町、旗の台南町会が安泰であった事は、皆様方の敬神の念が神通力となって、ご加護をもたらしたものと信じて居ります。(境内掲示より)