歯周病→歯牙抜去 からのインプラント挿入オペ

歯周病により長年動揺していた歯牙を抜去した方の、インプラント埋入オペを行いました。

術前に看護師さんに採血していただき、オペ中に使用する患者様の血漿成分と血清の成分を遠心分離機にかけ取り出しておきます。

切開・剥離後、不良肉芽(腐った組織)を除去していきますが今回長年歯周病に侵されるていた影響でかなり広範囲に強固に付着していました。
骨も脆く薄い為、アシストは注意しながらバキュームで血液を吸引していきます。

その後、なんとか初期固定を得ることができ無事埋入することができました。
埋入後は周囲に骨補填剤と血清成分を混ぜ合わせたものを入れ骨の造成を図ります。
最後に血漿成分で作成したメンブレンで覆い縫合して終了です。

現在抜糸まで終わりましたが、状態が不安定なのでメンテナンスを行いながら慎重に経過を追っていきます。