前歯2本のインプラント手術

本日は、右上1番・左上1番(#11・#21)にインプラント手術を行いました。

切開・剥離後、ピエゾサージェリー(超音波機器)を用いて埋入位置を確認しながら骨を整え、専用のドリルで段階的に形成を行いました。
今回は左上から右上の順にインプラントを埋入し、周囲の組織に十分配慮しながら、正確な位置にインプラント体を埋入することができました。
埋入後は、術前に採取した血液を遠心分離して得られた血漿成分を骨補填材と混ぜ、骨量の少ない部位に填入。
さらに、薄く伸ばしたフィブリンゲルをメンブレンとして使用し、その上から覆って縫合し、手術は無事に終了しました。

今回のような前歯のインプラント治療は、見た目や噛みやすさ、発音のしやすさなどにも大きく関わるため、
他の部位よりも繊細な対応が必要になります。

前歯は見た目の印象を左右する大切な部分です。
ブリッジや入れ歯では違和感が気になっていたという方でも、
自然な見た目と快適さを両立できるのが、インプラントの大きな魅力となります。