上顎#15,16,17相当部:インプラント体埋入手術

今回は上顎#15,16,17相当部にインプラント体埋入手術を行いました。

術前に看護師さんに採血をしていただき、術中に使う血清成分と血漿成分を取り出しておきます。

切開・剥離後、鋭匙とヤグレーザーを用いて不良肉芽(汚染された組織)を取り除きます。
そのあと、X線写真を撮影し術前にシミュレーションした位置と同じ位置に埋入できているか確認しながら1本ずつ慎重にインプラント体を埋入していきます。
今回は、十分な骨量がないことと上顎洞との距離が近いことを考慮しソケットリフトの可能性も視野に入れながらオペを行いました。

3本全ての埋入が完了したら、インプラント体周囲に事前に準備した血清成分と骨補填材を混ぜ合わせたものを入れ、血漿成分から取り出したメンブレンで覆い縫合し終了です。

翌日の消毒と1週間後の抜糸の後、メンテナンスと経過観察を行いながらインプラント体が安定するのを待ちます。