ソケットリフト:インプラント挿入手術

本日はソケットリフトを含むインプラント埋入手術を行いました。

ソケットリフトとは、上顎の臼歯部にインプラントを埋入するのに垂直的な骨量が十分にない場合に行う術式です。
抜歯した部分から直接的に上顎洞の底部を押し上げ空間をつくり、骨補填剤を入れ骨造成を行います。

上顎洞は副鼻腔のなかで1番大きな空洞です。そのため慎重に底部を押し上げる必要があり、とても難しく繊細な作業です。
鼻呼吸に違和感がないか、鼻から出てきていないか患者様に状態を伺いながら慎重に進めていきます。

ソケットリフトを行ったあと数日は強く鼻をかんだり、口を閉じた状態でくしゃみをしないなど注意が必要です。
消毒や抜糸の際も違和感がないかどうか状態を伺いながら経過を診ていきます。

歯周病と破折:ソケットプリザベーションインプラント手術

本日は歯周病と破折により抜歯になった患者さんへのソケットプリザベーションを行いました。

不良肉芽をヤグレーザー等を用いて丁寧に除去した後に、予め患者さんの血液から取り出した血清と骨補填剤を混ぜ合わせたものを抜歯窩に入れ骨造成をしていきます。

最後に患者さんの血清を凝固させ得たメンブレンというかさぶたの代わりになるもので覆い縫合して終了です。

骨が回復するのを数ヶ月待ち、インプラントの手術を行なっていきます。

最近、破折により歯を失う患者さんが増えています。
定期的なメンテナンスで虫歯や歯周病の状態だけでなく、噛み合わせのバランスもメンテナンスしていくことをおすすめします。

インプラント手術:ソケットプリザベーション

本日は重度の慢性根尖性歯周炎により抜歯になった患者さんにインプラントのオペを行いました。

抜歯後の治癒を促進するために事前に抜歯した際、不良肉芽(汚染されてしまった組織)をヤグレーザー等を用いて綺麗にし、骨補填剤を入れ新しく骨ができるのを待つソケットプリザベーションを行なっています。

まだ骨が完全にできあがっているわけではないため、固定を得るのに苦労しましたが無事に埋入できました。
経過良好で、この後治療とメンテナンスをしながら骨が安定するのを待ちます。

山岸先生執刀のインプラントオペ

今回は山岸先生執刀のインプラントオペで した。


元々左下567連結のブリッジだった所を予めブリッジ切断し、6番ポンティックの部分にイン プラントを打ちました。


今回の採血は山岸先生が行いました。その血液を遠心分離にかけます。


切開、骨膜剥離した後、インプラントを打つ位置を決め、ドリルで骨に穴をあけていきます。


その後インプラント体を埋入し、遠心分離で できた血漿と骨補填剤を混ぜて凝固させたゼ リー状のものを骨の足りない部分に入れてい きます。


今回は比較的骨があった為、骨補填剤は少量で済みました。
最後に縫合を行い終了です。
術後は術部の歯磨きが難しい為、マウスウォッシュを使用することをおすすめしています。
また、術後も口腔内を清潔に保っておくことが大切なのでクリーニングに来ていただきます。

ソケットリフトとインプラント埋入のオペ

ソケットリフトとは骨造成手術の一種で上顎に埋入する際、骨量が足りない場合に行う処置です。


木槌のような道具で上顎洞底部の骨を若木骨折させ、骨折した部位に骨補填剤を用いて骨造成を図ります。

今回は年齢も若いということもあり、長期的な予後を視野に入れて術式を考えました。
また、喫煙者であることを踏まえて術後にビタミンCを服用していただき組織の修復力を補います。

喫煙は血流が悪くなるため、傷の治りに大きく影響します。
勿論、歯周病にも深く関わっています!
身体のためにもお口の健康のためにも、禁煙は大切です。

六島先生

六島先生に、「はたのだい東口クリニック」に2回/月に診療に来ていただいています。

次回は8月20日です。

六島先生は、有名アスリート選手のマウスピース作成を行うなど、その道では有名な先生ですよ。

スポーツ歯科医学:スポーツマウスガード基礎編

歯を守りながら、オリンピック選手たちのためのマウスガード作成について学ぶ勉強会が行われました。

この勉強会では、歯科医が作るマウスガードと技工士が作るガードとの違いについてや、競技種目によって使ってはいけないマウスガードの色があること、さらには競技に応じて噛み締め方が異なるため、それに応じてマウスガードの厚みを調整することなどについて議論されました。

これらの取り組みは、歯の保護、矯正をしている方のサポート、そして違和感なくスポーツを楽しめるための全身のバランスという観点から始められたマウスピース学会の一環です。

インプラント手術(破折と歯根嚢胞)

本日は破折と歯根嚢胞が認められる患者さんのインプラントのオペを行いました。

予め抜歯をしたのち、術部位の状態が落ち着くまでの間に週に1度クリーニングにいらしていただきました。
口腔内の環境は術後の予後に大きな影響を与えるため、クリーニングをしながら患者さんが自宅でも状態が保てるよう歯ブラシやデンタルフロス等の指導を行います。

術部位はもちろん、お口全体の状態が整ったところでオペに入ります。

術部を切開した後は、YAGレーザーで汚れた組織(不良肉芽)を除去していきます。


今回の患者さんは、とても大きな炎症があったため必須の処置です。
不良肉芽を除去したあと炎症により骨が著しく破壊されていたたため、今回は先に予め採血して準備をしておいた血漿と骨補填剤を術部に入れてからインプラント体を埋入していきました。

その後問題なければ、前回同様メンブレンで覆い縫合して終了です。

1週間後抜糸を行い、現在クリーニングを再開しながら定着を待っています。